東京の店舗設計事務所クレド(CREDO)

飲食店の店舗設計の流れ

飲食店の店舗設計・店舗改装。どのようにして設計業務が進行していくのか?。その流れをご案内いたします。

飲食店の店舗設計の流れチャート図

店舗設計の流れ1-

飲食店の店舗設計業務・流れ1

企画立案業務ではクライアントとヒヤリングを行い、設定業態の検証のため企画書を作成します。この企画書には業態コンセプトと 運営計画、店舗のデザインイメージと平面計画・スケジュールなどが明記されております。企画はクライアントの関係者全員に プレゼンテーションを実施します。
企画書の作成には通常1週間ほどのお時間を頂戴しております。この段階では業態の輪郭を 明確にする事を目的に会議を開催します。企画内容と業務区分が基本合意した時点で業務委託契約を締結します。契約締結後定例会 を開催し、業務の進行状況の確認作業と整理を行っていきます。

店舗設計の流れ1-

飲食店の店舗設計業務・流れ2

企画をベースに基本設計図を作成します。企画段階で作成した平面図に詳細な書き込みを加えていきます。この段階では 設備計画を考慮した設計業務をスタートします。具体的には厨房計画とライフラインの計画、厨房排気の系統と設備容量等の 検討作業をします。
ビルサイドとミーティングを行い、ビルサイドに対し業態のプレゼンテーションと設備計画・サイン計画の 検討と交渉を行います。この段階では業態の具体性を構築していく段階で、業態特性と出店立地を考慮した詳細な計画に着手します。 基本設計業務の終盤あたりからオープンコーディネーション業務が具体的に進行していきます。

店舗設計の流れ1-

飲食店の店舗設計業務・流れ3

実施設計図書の作成が主になります。この段階では設備設計と意匠デザインのバランスを考慮しながら、デザイン的に競争力の ある店舗を構築していきます。設備計画を元に設備設計図の作成に着手します。又、厨房設計を元に厨房メーカーに作図のみを 依頼します。厨房設計は基本的にCREDOで行いますが、作図作業は厨房メーカーに依頼します。
各設備設計の進行に伴い 設備容量を最終決定させていきます。これによりイニシャルコストとランニングコストのバランスを考慮させながら コストコントロールをかけていきます。この段階でマテリアルボードを作成し仕様素材のプレゼンテーションを実施します。

店舗設計の流れ1-

飲食店の店舗設計業務・流れ4

詳細設計とは、施工に必要な詳細図の作成段階です。レジ台、サービスステーションなどオペレーション上必要な什器類の打合せ を行います。この段階ではかなり詳細な具体的なオペレーションのイメージが関係する全てのスタッフに共有されており、 業態イメージの構築とともに期待感と焦燥感がスタッフに募る時期です。
又、オペレーションに関係する、各関係業者さん、 たとえば有線さん、レジのメーカーさん酒類メーカーさん等とのすり併せ作業を実施し、スケジュールと業務区分、 協力体制の確認作業を行います。この段階までには、店長さんほかスタッフの人選が決定していることが望ましいです。

店舗設計の流れ1-

飲食店の店舗設計業務・流れ5

詳細設計完了後、見積会を開催します。見積もりは公平を期すため見積内容の解説書を作成し各社の見積形式を統一し提出 するようにコントロールします。このことにより、見積もり精度の向上と見積漏れの防止を図っております。見積金額の検証 とネゴシエーションを実施し、適正な価格での施工を目指します。施工業者決定のお手伝いもいたします。
施工期間中は週1回の ペースで現場定例会を開催し工事の進捗状況の確認と検証を行います。その他必要に応じて現場に赴き現場の確認と施工に対する 指示を行います。工事完了後は各種官庁検査の立会いと対応、施主及び設計検査を実施し、スムーズなお引渡の御手伝いをいたします。 工事の引渡しに際し、スタッフの乗り込み日の設定と備品類の納品日などを設定します。担当者がスムーズに発注業務を行えるように お手伝いいたします。

店舗設計の流れ1-

飲食店の店舗設計業務・流れ6

計画の早い段階からオープンコーディネーション業務はスタートします。業態としての“魂”を入れる作業ですから非常に重要になってきます。 商品の開発・食器の選択、ユニフォームの選択と手配、スタッフの選任とアルバイト募集の手配、面接・雇用契約、各種取引業者さんとの条件交渉、 販促計画の立案、各種印刷物の手配と作成、オペレーションマニュアルの作成、OJTの実施など、業務は多肢にわたります。特に商品開発は重要です。
売上が確保できるか、ファンを作れるか、利益を捻出できるか、ロスの無い商品となりうるか、一定のクォリティーを維持できるか非常に重要になってきます。 商品開発は試作会と試食会を何度も開催し商品のブラッシュアップを図ります。スタッフは店長・調理長クラスの教育が非常に重要になってきます。 この2名の連携が悪かったり相性が合わないと店舗が暴れることになります。
ここで人材教育が必要になってきます。アルバイトスタッフはオープン前の トレーニングでオペレーションに支障をきたさないレベルまでは教育します。その後のトレーニングにより習熟度を向上させて達成感を共有させます。 社員・アルバイト問わず現場スタッフは細かくケアしてあげないとすぐにモチベーションが下がってします。
コーディネーション業務は地味に見えて繁盛店作りには非常に大きなボリュームを占めております。

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